Calibration Search Offset

 

サーチオフセットというソフトの説明をします。

 

コンパスをモバイル機器に搭載する場合、サーチオフセットを行って(起動時などに)測定レンジを最適なところに設定する必要があります。

図1.地磁気測定とコンパスの測定レンジの関係

 ADコンバーターのレンジを有効に使うために、AMI306を動作させるときの測定ウィンドウは+/-3 Gaussとなっています。

図2.コンパス実装場所に定常磁場が存在する場合

 基板上の電子部品が磁化しているため、コンパスを基板に実装すると、基板の磁化(一定値)が地磁気に重畳します。基板の磁化は地磁気の絶対値よりかなり大きいことがある。これに合わせて、測定ウィンドウを移動させる必要があります。測定ウィンドウの移動は、+/-12Gの絶対測定レンジ内で1/96きざみで移動させることができます。